2017年11月21日火曜日

[4k] 徹音の音サンプル20171120 01


スピーカーからの出音の録音は、こういった静かな楽曲の場合ノイズ管理が難しいのですが、今回は以前と比較してかなり抑えられていますね。

総合的なクオリティも更に上がったように聴こえます!!

days2.1(F77G98-6使用) Double Bass and Piano <実験録音>

You Tubeの画質設定を2160Pにして再生してください



元音源:YouTubeより
音楽再生スピーカー:days2.1(自作:F77G98-6改 使用)
録音機材:LS-20M+外部マイク(KO球耳)

音楽再生PC:kodama-ssp(徹音PC)

2017年11月17日金曜日

気付きの積み重ね

”聴く”という行為はオーディオに限ったことではありませんよね。自然に耳に入ってきた音を聴くだけですから音に対する知識など必要ありません。
しかし再生音に関しては、記録媒体が存在するという事実、まずはそこのところの知識や理解が求められます。
これは当たり前すぎる事ですが、再生音の聴き方の肝です。


生録音を始めたころ、とにかく自分の耳で聞こえる音の全てをそのまま録ることを目標にしました。
この考えは今も変わりませんが、生録音に関する知識や理解が深まるにつれ、音そのものに対する考え方も同時に深まり、また新たな考えが加わったりして、総合的にオーディオのスキルが上がっていくことを実感しています。

例えば最初のころは、演奏会場の楽器の音はもちろん、環境ノイズも含めた臨場感をそのまま録ることが目標で、それはやはり今でも変わらないわけですが、しかしもっと難易度の高いことがあることに気が付いたり、またそれはそのまま再生側にも当てはまることから結果的にオーディオのスキルアップに繋がっていくようです。そしてここには記録媒体が大きく関わっています。

このように気付きの積み重ねがスキルアップに直結するわけで、それはつまり、より難易度の高い事柄初歩的なことに隠れていることも多いに気付くことであり、延いては自分自身の音に対する知識や理解度を測るバロメーターにもなります。

ブログ等で自分の考えを書いているということは、自分のレベルがバレバレということにもなりますので、それは恥ずかしかったり怖いことでもありますが、実のところスキルが上がるにつれ、反対に表に出せない内容が増えてきてしまっているような現状です。

2017年11月14日火曜日

究極の趣味について

オーディオの本質は、正確な情報伝達だと考えています。

音や音楽を受け取る側の個人的な感想や評価にも、この正確な伝達が必要不可欠です。

さて、先の日記でのNOKKOさんのコメントの、音楽を私たち作り手と同じようにモニターヘッドホンで聴いていただけるなら、ある意味でそれは究極の趣味と言えますね。
についてですが、このコメントからは製作者サイドの意図を伝えたいという願いが感じ取れます。

そしてその意図を受け取るためには製作者サイドと同じ機材を揃える必要があるので、”究極の趣味”と表現したのでしょう。

ただ現実問題として、幾つあるのかさえ分からないスタジオの音、また機材を揃えることなど不可能に近いことです。

では、受け手であるユーザー側としては、何を何処まで実現可能なのでしょうか?

元データの原音再生などサッサと諦めて、嗜好の音を追い求めることしかできないのでしょうか?

私の答えは以前から書いているように、媒体のデータ(デジタル)を正しく再生するという選択肢もあるというものです。

この場合、製作者側の意図する音ではない音が出てくるケースも当然考えられます。
これは時代の古い録音もあれば、最近流行り(?)の宅録された媒体など、媒体にも様々あるからです。
これらのケースでは、製作者側の意図する音の正確な伝達からは外れてしまうことも多いので、媒体を介しての音楽的評価は難しくなります。ただし媒体データとしての本来の音に関しては、正確に伝わるということになります。

このように、正確な再生を優先した結果、製作者サイドの意図した音と異なる場合は致し方ないと割り切っています(究極の趣味は資金的にも無理がありますから・・・)。

”だったら嗜好の音を求める”という意見には、趣味としては大賛成です。しかし、”だからHi-Fiを諦める”というのはもったいないと思います。

せっかくハイレゾ時代になってきたのですから・・。

特にオーディオを引率する使命を持つ雑誌関係者には、そのことを強く認識してもらいたいと思います。

2017年11月10日金曜日

PHILE WEB ATH-M50x レビュー記事~3~

Goh Hotodaさん&NOKKOさんが語る「ATH-M50x」ー オーディオテクニカが担う“音の入口と出口”

 レビュー第3弾です!
音楽プロデューサー/ミックスエンジニアのGoh Hotodaさん、さらにHotodaさんの奥様、レベッカのボーカリストのNOKKOさんです。

以下 抜粋

---Hotoda氏は「音楽の“出口”と言えるヘッドホンを語るためには、音の“入り口”であるマイクについて語ることは避けられない」と言う。

Hotodaさん
時代が求める音を録るためには、いわゆるビンテージのような古い機材では力が足りないのです。新しい機材だから優れているということではありません。ビンテージのマイクは、テープレコーダーやアナログコンソールなど当時の機材と組み合わせることを前提に作られているわけです。一方で今は96kHz/24bitなどのハイレゾで録音することが前提となっていて、ストリーミングに向けたマスタリングまで想定しなくてはいけません。そうなると、ビンテージのマイクでは求められる音にするのが難しくなってしまうのです。

Hotodaさん 
ATH-M50xはまず帯域バランスが非常に優れていて、音に虚飾がありません。ローもしっかりと出ています。
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オーディオテクニカのマイクとは、音の広がりやクセのなさという点で共通した傾向を備えていると感じました。奥行き感もしっかりと再現してくれます。
また、リバーブの減衰がしっかりと聴こえるという点も優れています。どこでリバーブがなくなるのか、フェードアウトのときにどこから無音になるのかを、しっかりと把握できました。

Hotodaさん
このヘッドホンは音のタイミングの再現が優れていて、タイミングのズレを判断するのに適しています。音がふわりとしたヘッドホンだと聞き逃してしまうような、音のタイミングのズレがわかりやすいのです。ですから、打ち込みで音楽を作っているという方にも使いやすいでしょう。

Hotodaさん 
アンサンブルの中からギターだけを聴いてみようとか、そういう使い方も面白いと思います。こういう聴き方はモニターヘッドホンでなければ難しいです。

NOKKOさん 
とても素直な音のヘッドホンだと思いました。ボーカル録りをする場合に、音が素直かどうかというのはとても大切で、このヘッドホンのように帯域の上から下までを自然に再現してくれることはありがたいです。例えばモニターからハイが実際よりもたくさん返ってくると、自分としてはもっとハイを出したいのに、体が無意識にリミッターをかけてしまうということがあります。ATH-M50xではそういったこともありませんでした。
Hotodaさん 
そこがモニターヘッドホンと鑑賞用のヘッドホンの大きな違いだと思います。モニターヘッドホンは自分が歌ったり演奏したりする音が違和感なく再生できなくてはいけません。それが鑑賞用のヘッドホンだと、リスニング用の音として加工されて戻ってくるのですから、そこが大きな違いと言えます。鑑賞用のヘッドホンでは歌えないでしょう?
NOKKOさん 
難しいですね。マイクもそうなのですが、人工的に煌びやかさが加わると、自分が歌っても歌ってもその音に吸い込まれてしまうような、自分の声が違う音に混ざってしまうような感覚になってしまうのです。歌うときのモニターは、声がマイクのなかを擦れながら入っていくのが聴こえるような音が理想的です。ATH-M50xを使ってボーカルを収録したときも、その感覚を体感することができました。


NOKKOさん 
音楽を私たち作り手と同じようにモニターヘッドホンで聴いていただけるなら、ある意味でそれは究極の趣味と言えますね。

Hotodaさん
ATH-M50xは一般的なモニター環境でも音の粗がよくわかりますが、良いヘッドホンアンプを組み合わせるとディテールがものすごく出てきます。ヘッドホンが好きな方ならそのあたりの使いこなしも面白いのではないでしょうか。

2017年11月7日火曜日

考え方のレベル

再生音に対する考え方のレベルが高い人がいる。特に、生音を相手にするプロの録音エンジニアの方に多い。

そんな人に出くわしたらラッキーと思って、自分にとって耳に痛いこと(真逆な考え)でも聞く耳を持とう。
その時点で腑に落ちないことがあったら”何故”を頭の片隅に残しておこう。自分のスキルが上がった時に理解できることがあるかもしれないから。

”何故”をその場で問うことも大切だが、スキルが追い付かないと判断されれば教えてくれないこともあることを念頭に置いて質問しよう。

レベルの高いことは理解も簡単ではないこともあるし、そんな易々とは教えてくれない。それは何より自分自身の経験に基づく気付きが大切であることを知っていて、頭でっかちの知ったかぶりを増やすことなど望んではいないし、むしろ避けたいから。
一番困るのは、安易な悟りで内容を伴わない言葉だけを一人歩きさせてしまうことだと知っているから。

教えてくれない=ケチ・意地悪、ではない。
教えてくれないことにも意味と訳があることを汲み取ろう。

2017年11月1日水曜日

PHILE WEB ATH-M50x レビュー記事~2~

川井憲次さんが語る、オーディオテクニカの“世界標準”モニターヘッドホン「ATH-M50x」の魅力

 レビュー第2弾は、『スカイクロラ』などの音楽で知られる作曲家の川井憲次さんです!

『スカイクロラ』といえば、以前にSPで再生した音を録音してYou Tubeにアップしましたね。

以下抜粋

音へのこだわり ー “地味な音”であることの重要性

『スピーカーの自作もするのですが、「地味な音」を実現するのは難しいことだと思います。その意味で今回のテーマであるこの「ATH-M50x」も、良い意味で“地味”な音がするヘッドホンだなと感心しました。音に色付けがないのです。』


川井さんが聴いたATH-M50x ー 色付け、不自然なピークがない

ーー ATH-M50xも、川井さんがモニターに求める地味な音がすると?

『地味ですね。音に色付けがなく、不自然なピークもありません。これは歪みが少ないからなのでしょう。もちろん歪みは皆無ではないのでしょうが、耳障りでないようにまとめられているから歪みと認識されないのだと思います。』


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ーー ATH-M50xも、構造や素材において特別な点があるわけではないと思います。ただ、このヘッドホンのベースモデルを手がけた方は、スピーカー設計でもスペシャリストでもあるベテランの方だそうです。つまりATH-M50xは、オーディオテクニカのアコースティックなノウハウや工夫が集約されたモデルとのことです。

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『ハイレゾも話題ですが、結局良い音かどうかという要素は、中音部に集中していると思います。若い頃はドンシャリな音が好きでしたが、ある時期から中音域の大切さがわかったのです。』

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『やはり音作りに使うとなると、色付けのない音質というのは非常に大事です。それから、空間の見え方の良さについてもお話しましたが、もうひとつ、このATH-M50xは低域がきちんと見えるということも大きいです。』