2017年4月15日土曜日

塩ビ管SPのユニットと方式

yoshii9のユニットはFostex製パルプコーンのようです。
一見、旧型のFE83やFE87かな?と思いましたが、どうやら違うようです。

yoshii9のユニットは、振動系の重さ(m0)が1.4グラムとの記述がありましたので、FE87(m0 1.4グラム)に近いのかもしれませんが、どの道オリジナルの音はほとんど知らないに等しいので、今回の私の塩ビ管SPに搭載するユニットは、旧型のFE83を使います。ちなみにFE83のm0は1.15グラムです。磁気回路もFE87より強いので、ユニット単体だけで考えれば、インパルス応答に関しては合格できると思うのですが、どうでしょうか?

FE83は、音の厚みが出ず苦労しますが、インパルス応答に優れたユニットを使わないと、今回の実験には意味がないと判断しました(音の厚みが欲しい場合は、振動系の重いユニットが断然有利です)。

インパルス応答を最優先に考えた場合、筐体自体の振動や共鳴管としての動作も排除しなければいけないのですが、今の調整段階では、これがほとんどクリアできていません。

根負けして、バスレフ型にしたくなりますが、ダクトの共振もインパルス応答には負の動作でしかありません。またダブル・バスレフやトリプル・バスレフのように、ダクトがたくさん存在すると、それだけ時間軸のズレが多く発生してしまいます。バックロード・ホーンなどの方式もインパルス応答には負の動作と思います。

そう考えると、箱形式のSPシステムの場合、頑丈な密閉箱が一番理想かと思うのですが、yoshii9は片側開放の筒状です。これは振動板の動きの妨げにならないようにとの考えに基づくからでしょうか?

方式としては単純に後面(背面?)開放型のようにも思えてきますが・・・?

メーカー製SPが多く採用しているシングルバスレフ方式は、箱だけ見れば、ダクト一つだけ妥協しているということになり、やはり今のところ一番現実的な方式なのだと思いますが、これを言い訳にしないように、調整を進めなければいけませんね(汗)。


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